北海道建築士会ブロック協議会事業報告書

「市民協働のまちづくり、それぞれのまちづくりに込めた思い」                                        ~JR岩見沢複合駅舎誕生とまち再生への軌跡~

日時  平成22年11月20日(土)                              会場  研修会 岩見沢市 有明交流プラザ

200012月の岩見沢駅舎焼失から200911月の岩見沢複合駅舎グッドデザイン大賞受賞までの軌跡を駅舎建設に関わった方々からお話を伺いました。

第1部 岩見沢駅舎見学                                       岩見沢複合駅舎の設計者であります㈱ワークヴィジョンズの西村 浩 氏に駅舎を案内してもらいました。                                  建物のコンセプトとして、まちからは、活気溢れる駅内部の賑わいを見ることができ、駅内部からは、自分の住んでいるまちを見つめ、未来のまちに思いを馳せることができる施設。また市民参加型の駅づくりとしたこと等の説明をしていただきました。                                   特徴としては、1階の壁の仕上げをレンガとし、鉄道のまちで栄えた岩見沢の印象をあたえ、駅前広場に面する137mのレンガ壁を市民や日本各地から寄付によって集められた刻印レンガで埋め尽くされている。2階の壁は、古レールを使用したカーテンウォールで構成され、駅前のまちの風景と駅構内のホームや電車の風景が見渡せるつくりとなっている。北側に延びる連絡通路も印象的でした。

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第2部 講演 ㈱ワークヴィジョンズ代表 西村 浩 氏

西村氏より、デザインと建築について講演していただきました。

デザインするうえで、地域文化や社会とのつながりを意識していることや、時間のスケールを考え、まち全体の目線と一建築物の目線の両方の視点が必要ではないかとのご指摘をいただきました。                                                                       「デザインの力」「建築の力」が、これからのまちづくりを考えるうえで、今まで以上に重要な役割をはたす時だと、私達にエールを送ってくれました。 e696b0e38197e38184e794bbe5838f1

 

第3部 トークセッション

コーディネーター                                                   岩見沢レンガプロジェクト事務局     平野 義文 氏

パネラー                                                    ㈱ワークヴィジョンズ代表        西村 浩  氏                                                       北海道旅客鉄道㈱地域計画部主幹     倉谷 正  氏                                                                                    岩見沢市役所建設部建設管理係長     鈴木 栄基 氏                                                      北海道建築士会まちづくり委員会委員   山田 直登 氏                                       北海道建築士会空知支部青年部部長    芳賀 智一 氏 

平野氏の進行で、岩見沢複合駅舎完成までのエピソードを語っていただきました。                                           倉谷氏から設計者の決定方法をJRグループ初となる公募型建築デザインコンペにした経緯と趣旨説明があり、西村氏より設計コンセプトの説明と岩見沢市民との接点を模索したことや、いかに多くの市民に関心をもってもらう仕掛けにするか考えたこと等の話がありました。                                                                                                 平野氏と鈴木氏からは、設計者の熱い思いに共感し、市民と行政、また、北海道教育大学岩見沢校も巻き込んだプロジェクトへと発展したことに喜びを感じ、まさしく「よそ者」「バカ者」「若者」のよる、まちづくり活動だったと振りかえっていました。                                その結果が2009年度グッドデザイン大賞受賞だったと思います。                    デザインの定義を覆した瞬間だったのではないでしょうか。 

 山田まちづくり委員より、今後の駅舎を「核」とした活動の期待感と、建築士会が関わる必要性を提言していただき、芳賀青年部長の「今後も岩見沢市の活性化に貢献していきます」と力強い言葉で研修会を終了しました。

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